君たちはどう生きるか(漫画版)を呼んで(50%)

君たちはどう生きるか」の漫画版を半分ほど呼んだので感想。本の具体的な内容は省略。

この本は1937年に出版され最近ようやく漫画化された80年経っても輝き続ける名作、ということで話題になってたので僕も読んでみた。

で作中に登場する「浦川くん」という人物が立派でとても印象に残った。彼は貧しい家の生まれで厳しい環境で生活しながらも自信を陥れた他者を許す寛大な心を持ち、また中学生でありながら既に生産をする側の人間として立っていた。僕自信がまだ生産する側にほとんど立っていない人間であることを非常に恥ずことだと感じてしまうほど高潔な人間に見えた。もちろん創作作品の中の登場人物なので実際に「浦川くん」なる人物が存在したから分からないが、僕には沿う感じられた。

そして主人公もまた立派な人物だろう。「浦川くん」が貧しい暮らしをしていることを偶然知ってしまうのだが、これを馬鹿にするでもなく哀れんだり同情したりするのではなく、対等な立場として色々と親切に出来るのだ、彼は。僕自身、「貧乏だから」とか「気持ち悪いから」とか、そういった理由で誰かを蔑んで見ることは回避するべきことだと理解はしている。が彼のように人に手を差し伸べようとした時、どうしても下に見てしまっている自分がいるように感じることがある。そういう部分は見習うべきだと感じた。 環境や待遇で劣っている人たちを奉仕の心で救済することが正しいということを言いたいんじゃない。貧乏人には下等な人間もいるし「浦川くん」のように立派な人もいるだろう。だけどそれは豊かな暮らしをしてる人も同じで、資産家の中にもクズな人間と上等な人間がいるだろう。私達が人の価値を判断するのに重要なのは資産でも社会的階級でもなく、その人の心に立派なものを宿しているかどうかじゃないかってこと。

...うーん取り敢えず思いつくままに感想書いたけどこれでいいのか?あとで見返して支離滅裂な文章になってないか不安である。

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか